04Story
Where it began.
木の下にいるような場所を、
街の中に。
祖母の家の庭に、大きな木が一本ありました。夏の午後、その木の下でアイスコーヒーを飲みながら過ごした時間が、いまでもいちばん静かな記憶として残っています。
店をはじめるときに決めていたのは、あの「木の下にいる感じ」をつくることでした。木漏れ日のような灯り、手に馴染む厚さのカップ、少しだけ低いテーブル。豆は焙煎所を訪ねて、味を確かめたものだけを扱っています。
コーヒーに詳しくなくても大丈夫です。「今日はどちらが好みですか」と伺うところから、いつも始めています。
木立珈琲 店主